ほろ酔い日記

錺(かざり)

最近CADの勉強してる事もあって、デジタルな内容が多いですが

今日は久しぶりにアナログなブログ

急ぎの仕事だったので、今日は昔ながらのアナログ手法で作ってました。

金の板に穴をあけて、削りだし

これは爪になります。細く薄い板のセンターをV字に削って折り曲げて

ロー付け・・・わかりやすく言うと溶接します。

なんせちっちゃいので、たったこれだけの作業でも時間はかかります^_^;

CADで作ると20倍・50倍に拡大して設計できるので楽なんだけどね~

じゃ・・・究極の選択で、デジタル・アナログ

どっちがお客様にとって良いの?って聞かれると

すごい困るんですよね

ちゃんと説明するには一時間くらいかかりますww

正確さと、物にもよるけどコストの安さではコンピューターには勝てないかな~

でも、良く見ると小さなパーツ一個でも同じものが二つとない手作りの味もある。

陶磁器や着物と一緒です。

金属を叩いたり削ったりして作る事を昔は錺(かざり)っていったらしいです。

そう言えば、鉄工所も昔は鐵工所でしたね

錺・・・金へんにかんばしい、かぐわしい。 

和製漢字らしいですが良い漢字・良い感じ(^_^)

ふと、コンピューターや便利な機械工具使ったら錺にはならないのかな?

そんなことはないな

技法や工具は進化しても、金を芳しく加工することには変わりはない

しかし、ここまでアナログ・デジタル

新旧入り乱れてる物づくりの世界ってジュエリーの他にあるんやろか

おもしろきかな錺職人の世界

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    精密さを突き詰めて行くと機械にお世話になる事も多くなる一方
    アナログは、機械には表現出来ないわけで
    そこはやはり、人間がやるべき仕事になるんでしょうね~
    でもmmを超えた小さい作業は、どうしても
    機械のお世話になりたくなります(^^;

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >Jewelry & Accesary 'un-Dさん
    10年、20年前と比べると
    ジュエリー自体が細く、繊細になってるし
    さらに視力も衰えてくると
    頼りたくなっちゃいますね

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