加工・工具

ボールチェーンの修理

ネックレスの中で結構切れやすいのがボールチェーン

ボールチェーンはボール自体は大きくてもボールととボールをつなぐ棒が細いので折れたり

ボールは一枚の板をプレスで球形にしてあって溶接してないので

力を入れてひっぱると、口が開いて抜けちゃう。

最近のチェーンは棒の先端のだんごを大きくしたりして

細くても抜けにくく工夫はしてありますけどね(^。^)

通常、修理に出すとロー付けって言って、ボールとボールをハンダ付けみたいにくっつけます。

そうすると、そこだけ雪ダルマみたいになっちゃう。

言葉で説明するの難しいなぁ ^_^;

だから・・・ロー付けしないのがベスト

わかりやすく言うと溶接せずに、ボールを少し開いて棒を差し込んで閉じる

裸眼じゃ難しい細かい作業だけど、この修理方法がベストだと思います。

バーが折れてる場合、ボールをひとつはずしてでもロー付けせずに修理したほうが良い

どこを直したのかわからない状態で修理できます(^_^)

火を当てるとやきなまって柔らかくなるので、修理箇所近くが抜けやすくなるしね。

今日来た修理は細いボールチェーンで編んだ20年前のネックレス

使用頻度が高いのか、30箇所以上外れたり切れてます

俺の得意分野だ!任せとけ~    と、思って修理し始めたら

穴が広がっちゃってて、閉じてもまた抜ける

直したところ以外のところが抜けてくる・・・・参りました

20年前のだし磨耗もします ^_^;

これはさすがにロー付けするしかない

得意なボールチェーンの修理だけど

一本のネックレスにロー付け30箇所以上、2時間

レーザー溶接機が欲しいと心から思った

ま・・・・でも、これはすごく細いボールチェーンを複雑に編んでるわけで、特殊な修理

基本、ボールチェーンの修理は写真に写ってる極細ピンセットと

ボールを閉じるための固めのピンセットがあれば

雪ダルマにならず完璧に綺麗に直せます

困った時は飾り職人ヒデに任せなはれ

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    ボールチェーンが好きです
    ですがすぐにくにゃっと曲がる
    ひでさんのこの記事読んでて整体屋卵のあたしは「背骨」の話に読んでしまった
    面白かったです

  2. SECRET: 0
    PASS:
    >奈良おうちスタジオ*TAKAKOさん
    腰と膝の修理はタカさんに任せます! (^。^)

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